障がいのある人たちがつづる魂のメッセージを美しいメロディーにのせて。
「たんぽぽの家」の大切な活動のひとつである「わたぼうし音楽祭」は、障がいのある人が感じた生きることの喜びや哀しみ、いのちの尊さ、人間の素晴らしさをつづった詩に、メロディーをつけて発表する希少な音楽祭。発表される楽曲には、日ごろ私たちが忘れがちな、人として大切にしていかなければならないことがメッセージにされています。
1975年、養護学校の生徒の書いた詩に、音楽好きな若者たちがメロディーをつけ、「わたぼうしコンサート」を開催しました。このコンサートが全国的に反響を呼び、翌年の1976年には、「第1回全国わたぼうし音楽祭」として開催されました。
以来37年。「わたぼうし音楽祭」は、今ではアジア・太平洋地域へと広がり、「わたぼうしスピリッツ」は世界の合い言葉となりつつあります。