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【ICTレポート】第36回 SoundUDクラウド SoundUD推進コンソーシアム

言語、聴力の不安のない社会実現に向け
官民を挙げて「音のユニバーサルデザイン化」を推進する

「SoundUDクラウド」が提供する「おもてなしガイド」
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こんにちは。ドリームアーク編集部です。
突然ですが、GPSって便利ですね。たとえば、ナビゲーション。ドライブに出かける際には、行く先を設定しておけば道程を詳しく案内してくれます。地図帳をくるくる回しながら、こっちだ、いやあっちだ、なんて迷い道をしなくてもいいんです。車はもちろん、徒歩のときだってスマートフォンに尋ねれば、サクサクと目的地にたどり着くことができますね。
ただ、GPSにも苦手なことがあるんです。それは、垂直方向の情報獲得が難しいということ。確かに、宇宙を航行している人工衛星の情報を活用しているわけですから、平面的な情報を分析する能力に優れているのは分かりますが、上から見ていると高さはよく分からないのも仕方がないことです。
これらのウィークポイントは、情報社会において、発信する側にも受信する側にも、様々な課題を与えていました。たとえば、ビルのフロアごとにきめ細かく情報を提供したい、その場所にいる人に的確に情報提供したい、あるいは、特定の場所にいる人が、そこにまつわる情報を確実に獲得したい……そんな情報の受発信がなかなか実現できないということがあったのです。大げさかもしれませんが、このような事態が、様々な情報格差を生みだすことにつながるのかもしれません。
今回は、“言語、聴力の不安のない社会実現に向け、官民を挙げて「音のユニバーサルデザイン(※1)化」を推進する。”をミッションにして、情報格差の壁にチャレンジしている「SoundUD推進コンソーシアム」におじゃまして、音のユニバーサルデザイン化によって生みだされる豊かな社会についてお伺いしました。

※1:ユニバーサルデザイン…障がいのあるなしや年齢、性別、国籍、人種などにかかわらず、あらゆる人々が気持ちよく使えるよう、都市や生活環境をデザインするという考え方。

オールジャパン体制で新たなユニバーサルデザインを
日本から世界へ届ける「SoundUD推進コンソーシアム」

昨年(2018年)、日本を訪れた外国人は約3,119万人(※2)。その数は年を重ねるごとに増加を続け、いかに彼らの日本でのコミュニケーションを円滑にするかが課題になっています。また、「障害者差別解消法」の施行、高齢化社会の到来などにより、社会的弱者への情報提供の在り方が問われています。つまりは、情報格差や差別のない新たな情報提供が求められているのです。そんな中、“音に関するユニバーサルデザインの取り組み”は世界的にも遅れているのが現状です。
これらの課題解決に取り組んでいるのが「SoundUD推進コンソーシアム」。主催するヤマハ株式会社をはじめ、官民あわせた293団体(※3) が会員となる業界横断的な組織です。ここではオールジャパン体制で、“音のユニバーサルデザイン化”という課題解決に取り組み、公共交通機関、商業施設、観光施設、宿泊施設の利用中や災害時などといったあらゆる場面で、言語・聴力に不安のない社会の実現に向けた環境整備を推進しています。

※2:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2018 年12 月および年間推計値)」より
https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/190116_monthly.pdf
※3:詳細は、https://soundud.org/members/

「SoundUD推進コンソーシアム」の概念図
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志をひとつにした会員が
新たな社会基盤づくりにチャレンジ

「SoundUD推進コンソーシアム」では、あらゆる音をクラウドでつなぎ、多様な情報やサービスの提供を実現する音のプラットフォーム「SoundUDクラウド」を会員に提供。さらに、部会等の活動を通じて、各会員同士の情報提供やそれに対するフィードバックを活発化させるとともに、様々な支援策を実施して、対応スポットの拡大と、対応アプリやエンドユーザーの拡大を促進しています。
このように、各会員がつながり、協働することによって一体となって“音のユニバーサルデザイン化” 社会の実現を推進しているのです。

SoundUDの展開イメージ
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「SoundUD推進コンソーシアム」の主な活動内容は、

①目的に賛同する法人、団体、自治体等の活動サポート
②SoundUDの様々な業界での展開状況や利用状況に関する情報共有
③関連する社会ニーズおよび、技術シーズの集約
④支援ツール等を利用した業界横断的な実証実験の実施、およびシステム改良
⑤対応製品、サービスの導入促進による利用エリア、ユーザーの拡大
⑥関連技術、システムの標準規格化と製品化、サービス化の促進
⑦多言語音声翻訳、先端ロボット、クールジャパン、情報産業、観光産業等の技術、取り組みとの連携
⑧環境に配慮した都市基盤整備、地方創生、スマートシティに関する取り組みとの連携

となっています。

音をICT化する新しいプラットフォーム「SoundUDクラウド」で
SoundUDパートナーとともに、音のユニバーサル化社会をめざす

2017年に設立された「SoundUD推進コンソーシアム」は、翌年2018年6月28日に、あらゆる音をクラウドでつなぎ、多様な情報やサービスの提供を実現する音のプラットフォーム「SoundUDクラウド」を、「SoundUD推進コンソーシアム」の会員向けに公開し、活動をより本格化させました。
ここからは、「SoundUDクラウド」がどのようなものかをご説明します。

スピーカーから流れる音声を使って
必要な情報を求める人に格差なく届ける「SoundUDクラウド」

たとえば、ショッピングに出かけて、スマートフォンでセールの情報などを得ようとすると、様々な検索エンジンを駆使して、求めている情報を探さねばなりません。スマートフォンのアクセシビリティーが向上しているとはいうものの、障がいのある方や高齢の方には、大きな負担となってしまいます。また、検索の仕方によって、求める情報にたどり着くのに時間がかかるなど、情報格差が生まれることもあります。
「SoundUDクラウド」は、施設や交通機関で流される音声に「SoundUDトリガー」という機能を埋め込むことで、公共スペースにあるスピーカーから流れる音声に情報をリンクさせて、スマートフォンやモバイル、コンピューターなどに情報を掲示することができる、これまでにない「音のプラットフォーム」を実現する仕組みです。
公共スペースで流される音声、たとえば、アナウンスやBGMに「SoundUDトリガー」を埋め込めば、「SoundUDクラウド」に対応するアプリケーション(後述の「おもてなしガイド」など)をインストールしたスマートフォンやモバイルが反応。その場に適した様々な情報を画面上に出してくれます。施設や交通機関を利用する人たちは、アプリを立ち上げるだけで、必要な情報が得られるようになります。
また、アナウンスに活用することで、耳が聞こえづらい方や日本語が分からない訪日外国人の方にもアナウンスの内容を確実に伝えることができるようになります。
このように、様々な空間で使われている音声を情報提供の検索エンジン的に活用しようとしているのが「SoundUDクラウド」。障がいのある方や高齢の方はもちろん、すべての人に向けて、音を使ったバリアフリーの環境をつくる「音のユニバーサルデザイン化」をめざしているのです。

さらに、「SoundUDクラウド」の技術や機能を、外部サービスなどと連携させるためのAPI(※4)やSDK(※5)を会員向けに提供することで、音と他の様々なクラウドサービスなどをつないで、新たな販促手段として役立てることもできるようにしています。
これによって、各所で流れる音を有効活用し、CSR活動のみならず事業にも直接的に貢献する新しい情報提供手段へと進化させることが可能となりました。

※4:API…「Application Programming Interface」の略。ソフトウェアやアプリなどの一部を外部に公開することで、第三者が開発したソフトウェアと機能を共有できるようにしてくれるインタフェースのこと。
※5:SDK…「Software Development Kit」の略。あるシステムに対応したソフトウェアを開発するために必要なプログラムや、技術文書などをひとまとめにしたもの。

SoundUD(SUD)を活用した「音のプラットフォーム」概念図。
「SoundUDクラウド」を使用するパートナーが増えれば、社会に“音のバリアフリースペース”も増えていく
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「SoundUDクラウド」の主な機能は下記の通りです。

◎音のある空間を特定し、クラウドとつなぐための技術「SoundUDトリガー管理機能」

「SoundUDトリガー」とは、ヤマハ株式会社が開発した“音のある空間を特定し、クラウドとつなぐ”技術。音で通信を行う音響通信技術を中心に、様々な技術を共通方式化して、使い分けられるようになっています。
先に述べたように、「SoundUDトリガー」を、アナウンスやBGMの音声と同時に活用することで、利用者がどこに居るかを特定することができます。この技術をマネジメントする機能が「SoundUDトリガー管理機能」です。
音響通信を活用した場合は、インターネット環境がない場所でも情報提供が行えます。接続数の制限や遅延、電波の干渉も発生しないため、災害などによる避難誘導時の情報提供などにも大きなメリットを発揮する機能です。

◎多言語対応のアナウンス音声で聴こえ格差を是正「おもてなしガイド機能」

音を聴き取りづらい高齢の方や聴覚に障がいのある方、日本語が分からない外国人の方々にも等しく情報を届けることができるアナウンス音声を作成できる機能です。
空港・鉄道・バス・施設・防災などでよく使われるアナウンスのテンプレートが1,700種類以上用意されていて、13言語分の翻訳文と4言語分の音声ファイルも活用できます(有償のオプションにより、テンプレート以外の自由文を登録することも可能です)。
それにより、総務省消防庁の「外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達・避難誘導に関するガイドライン」の別表で示されている、「デジタルサイネージやスマートフォンアプリを活用し、避難誘導等を多言語化・文字等による視覚化」(※6)に対応したアナウンスを実現できます。専用のアプリをダウンロード(無償)することで、スマートフォンやモバイルで利用することができ、どの対応スポットでも情報の取得が可能になります。

※6:「外国人来訪者等や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達・避難誘導に関するガイドライン」の公表
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/assets/300329_houdou_1.pdf

「おもてなしガイド」の主な機能。「アナウンス情報」機能では、
流れるアナウンスの内容を様々な言語でスマートフォンなどの画面にテキストとして表示してくれる
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◎いわば音を活用するGPSのような機能「スポット情報追加機能」

「SoundUDトリガー」は、屋内測位情報を設定することができます。音による通信を用いて、GPSなどでは実現が難しかった、施設内に限った情報提供が容易に行えます。たとえばショッピングモールの特定の店や電車の各車両、ビルの特定フロアなど、これまでにないきめ細かな場所特定を可能としています。
その結果、各施設のWebサイトやWi-Fi設定情報、避難場所などのコンテンツを施設利用者のみに向けて提供できるようになります。今後は、クラウドサービスや機能との連携を可能にする有償版APIも公開される予定です。

長期的ビジョンを持って、音のユニバーサルデザイン化という
新しいプラットフォームを日本から世界に発信していきたい

ここまで読み進めていただいて、SoundUD推進コンソーシアムの活動や、「SoundUDクラウド」の概要についてはご理解いただけたのではないでしょうか。
ここからは、実際の活動現場に携わっておられる、SoundUD推進コンソーシアム事務局の事務局長であり統括プロデューサーの瀬戸優樹氏に、この活動に込められた思いや、将来の展望などについてお伺いします。

編集部:昨年(2018年)、ついに「SoundUDクラウド」がSoundUD推進コンソーシアムの会員向けに公開されましたね。おめでとうございます。これまでに長い間、切磋琢磨されたことでしょう。

瀬戸:そうですね。「SoundUDトリガー」の元となった技術の開発からだと20年ほどの歳月が経過しています。その間、「おもてなしガイド」などの機能開発やSoundUD推進コンソーシアムの組織作りなどを行ってきました。弊社(ヤマハ株式会社)は音響機器などの開発を通じて、様々な音のノウハウがありましたから、下地はあったのです。そして、最初のころから長期ビジョンで考えていたこともあり、長期の活動は、そんなに大変なことではありませんでした(笑)。

編集部:動きを見ていると、単なる技術やシステムの開発の枠を超えて、何か社会インフラの構築をめざされているのでは、と感じるところがあるのですが。

瀬戸:おっしゃる通りで、音のユニバーサルデザイン化を通じて、様々な人たち――障がいがある人もない人も、また日本人でも外国の方でも――必要な音声情報を的確に獲得できるような社会がつくりたい、というのが基本の理念になっています。それは、いわば、社会インフラを整備することなのかもしれません。これにより日本発の「音のプラットフォーム」を構築できると確信しています。
社会インフラを整備するためには、1社の力だけではなんともし難いところがあります。官民を交えた業界横断的なオールジャパン体制での取り組みが求められます。そのような考えからSoundUD推進コンソーシアムを立ち上げることにしたのです。おかげさまで、現在(2019年7月1日)、会員数は293社。言語、聴力の不安のない社会をつくろうという志を共有するたくさんの方々が集まって活動しているところです。

SoundUD推進コンソーシアムの活動を語る瀬戸氏
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編集部:来年2020年には、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催され、2025年には大阪での万博開催が控えています。いよいよ、「SoundUDクラウド」が、その役割を果たすときがやって来るのではないでしょうか。

瀬戸:そうですね。普及の大きなきっかけになると期待しています。ただ、我々は、この活動をかなり長期的ビジョンで捉えています。今、とても大切にしていることは、アフター2020の展開です。その時点でレガシーになれるかどうか、また、オープンイノベーションで新たなプラットフォームを構築できるかどうかが、グローバルスタンダードにするための大事なところだと考えています。

編集部:どれだけ普及するか、社会に貢献できるかが問われているわけですね。

瀬戸:そういう意味で、会員の皆さんには、できるだけ短期的な利益だけを求めないことをお願いしています。もっともこれは、SDGs(※7)をしっかり意識したうえで、志をひとつにしている方々ですから、問題ないのですが。
よくこんな話をしています。たとえば、点字ブロック。ある特定の場所だけにひとつだけ置いてあっても社会全体に貢献することはできませんね。全国各地に普及していてこそ、役に立つのだと思うのです。確かに、実験的に特定エリアではじめることもひとつの手段ではあるのですが、そこでの利用率だけを追求してもあまり意味はありません。我々は、そういう手法ではなくて、満を持して普及させていきたいと考えています。それが利用される方のことを第一に考えた動きだと思うのです。

※7:SDGs…「持続可能な開発目標」の意味。2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰ひとり取り残さない(leave no one behind)ことを誓っている。

編集部:2020年が、そのひとつのポイントになりそうですね。ところで、数々の実証実験をされてこられたとお聞きしていますが、その成果はいかがでしょう。

瀬戸:得られたデータは会員間で共有し、また、システムの精度アップに役立てるべくフィードバックしてきました。そのような活動の中で、気づきを与えてくれた事例がありました。たとえば、聴覚障がいのある方にスマートフォン上にテレビ字幕を表示するプランを提案したのですが、業界団体には年齢の高い方々が多いこともあり、私たちはスマートフォンを使わないと言われてしまいました。そこで、実験を行ってみると、若い人たちはスマートフォンを活用した字幕表示に期待を寄せ、評価する比率が高いことが分かりました。というのも、ガラケーの時代と違い、通話以外でも情報をやりとりできるスマートフォンの普及率は、健常者より高く、利用頻度も高いからです。この結果を受けて、高齢の方たちは、自分たちが若いときに苦労したことを次世代にも経験させないようにと、現在では手厚くご協力くださっています。そこで、我々が思ったのは、この活動は、世代間をつなぐような働きも持っているのではないか、ということでした。世代間の交流が薄くなっているという指摘がなされる昨今、こういった課題の克服にも役立つのではないか、と期待を膨らませているところです。

編集部:まさに社会インフラ的なお話ですね。この活動のポテンシャルの高さを感じました。ところで、アフター2020では、「SoundUDクラウド」は、どんな世界をつくり出していくのでしょうか?

瀬戸:音に関するユニバーサルデザイン化は、世界的に見ても、まだまだ開発途上の領域です。つまり、多様な可能性が潜んでいるのです。その可能性にコンソーシアムの会員の方々――現場で当事者として動いていらっしゃる実際のプレーヤーです――そのプレーヤーと利用者の方々とがタッグを組みながら、アイデアを出し合い、その実現をめざして活動していけば、きっと、世界的な社会インフラへと成長していき、ビジネス的な活用についても大きな可能性を秘めていると信じています。そのためにも、長期的ビジョンをしっかりと持ち、多くの人たちと協働しながら、次世代の豊かな社会づくりを実践していきたいと思っています。

編集部:ありがとうございました。貴重なお時間をいただき、示唆にあふれたお話を伺うことができて、本当にいい取材ができました。これからも志高く、活動を続けていってください。

編集後記

「ローマは一日にして成らず」
瀬戸氏のお話をお伺いしている中、頭に浮かんできた言葉です。大志を貫徹しようとすれば、長期にわたるビジョンと志をひとつにする多くの仲間が必要になります。でも、多くの人はどこかせっかちなもの。活動を続けていく中で、焦りが生じたり、忍耐力が切れたりして、途中で投げ出してしまうことも多々あるようです。そんな中、SoundUD推進コンソーシアムの活動は、信念に基づいた重厚さと堅実さを感じるものでした。格差を憂い、差別を憎む……そして、障がいのあるなしや、年齢にも関係なく、誰もが心地よく暮らしていける社会をつくる。そんな、しなやかで強い意志をひしひしと感じました。いつの日か、日本生まれのグローバルスタンダードが、世界を豊かにしてくれることを信じ、期待しています。

瀬戸優樹氏(左)と、今回の取材をコーディネイトいただいたヤマハ株式会社コーポレート・コミュニケーション部 メディアリレーショングループ主事の新川兼司氏(右)
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―組織概要―
SoundUD推進コンソーシアム事務局
所在地:〒108-8568
東京都港区高輪2丁目17−11 (ヤマハ株式会社内)
URL:https://soundud.org/
MAIL:soundud-consortium-ml@music.yamaha.com
―「おもてなしガイド」公式サイト―
http://omotenashiguide.jp/
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