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【インタビュー・レポート】株式会社サウンドファン「ミライスピーカー®」

クリアな“音”で、世界の人を幸せにする!世界初の特許技術「曲面サウンド」による、言葉の再現を重視したバリアフリースピーカー

「ミライスピーカー®」ラインナップの一部
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こんにちは。ドリームアーク編集部です。
病院や役所で待っているときに、呼び出しのアナウンスがよく聞き取れなかった、という経験をされたことはありませんか?あるいは、駅で電車待ちをしている際に、構内放送がよく聞き取れなかったとか、テレビのナレーションがはっきり聞こえなかったとか。
歳を重ねていくと、自然と聴力は衰えていくものです。よく“モスキート検査”といって、蚊の羽音のような音を流して高音域の可聴能力を測るテストができるアプリがありますが(※1)、40代、50代になると可聴域の上限である約20,000Hzにはほど遠い10,000Hzまでが基準とされている、という現実を知り愕然としたりします。超高齢社会を迎え、日本人は約9人に1人が“聴こえに不安を感じている”という報告もあります(※2)
このような状況に一矢報いようと、“難聴者を含む世界の全ての人に今よりも格段に聴こえやすい環境を提供する!”というミッションのもと、多くの人に聴きやすいことを考えたバリアフリースピーカーで、公共空間から家庭まで、あらゆるスペースで“安心、安全、快適な”音環境をつくる事業を展開している会社があります。
今回は、そんなバリアフリースピーカー「ミライスピーカー®」を開発、製造、販売している株式会社サウンドファンにお伺いして、理念や将来への構想についてお話を聞かせていただきました。どうぞ、お楽しみください。

※1:ここでは、アプリ「耳年齢チェック! iPhone版」(GN Resound Japan K.K.)使用。
※2:一般社団法人 日本補聴器工業会 Japan Trak 2015 調査報告 P4、P14に基づく出典。
 http://www.hochouki.com/files/JAPAN_Trak_2015_reportv3.pdf

開発のきっかけは、蓄音機
「曲面サウンド」が、うるさくなく、広く遠くまで届く音を実現

ミライスピーカー®が、どんな理念のもとにつくられ、どんな能力を持っていて、どんな経緯で誕生したのか。まずは、概要をまとめた動画をご覧ください。

ミライスピーカー(Boxy/Curvy)プロモーションムービー

◎スピーカーでは聴こえない音が、蓄音機なら聴こえる

ある高齢者の方たちの集まりで、蓄音機の音が披露されました。その音を聴いた多くの方々が「聴こえやすい」という感想を持たれたそうです。コーン型などの振動板を電気で振動させて音をつくりだすスピーカーだと聴こえなかった音が、電気を使わずラッパ部分の金属板を震わせて音をつくり出す蓄音機だと聴こえるのはなぜか? その疑問がきっかけとなって、ミライスピーカー®は誕生したのです。

◎大きな音でなくても広く遠くまで届く。世界初の特許技術「曲面サウンド」

蓄音機のラッパ部分の曲がりをヒントに開発が始まった、曲面振動板を使ったミライスピーカー®。従来の空気を押し出すコーン型などのスピーカーとは異なり、湾曲させた振動板全体から音が飛び出す構造により、広い範囲に特殊なエネルギーのある音を生成することができます。これが世界初の特許技術「曲面サウンド」。その特長は、エネルギーのある音で難聴者の聴こえをサポートし、さらに、音の距離による弱まりが少なく、広く遠くまで届くということ。その結果、大きな音でなくても広く遠くまでクリアな音質で届けることができるのです。従来のスピーカーと変わらない音質で、広く、遠くまでハッキリと音声・言葉を届けることができ、多くの方に聴こえやすい「音のバリアフリー」環境を実現することができるのです。

従来のコーン型スピーカーの音の伝わり方。右図の通り音が拡散する
ミライスピーカー®の音の伝わり方。曲面振動板で拡散せずエネルギーのある音に
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◎3つのラインナップで、さまざまなシーンでの“聴こえ”をサポート

現在、ミライスピーカー®には、“聴こえ”のニーズに応える3つのラインナップがそろっています。

より多くのニーズに応えるハイスペック・モデル「Curvy(カーヴィー)」

〇明瞭度の高い音で、音楽を楽しむのにも好適。
〇スタイリッシュなカーブデザインとつややかな光沢は、インテリアにも映える存在感。
〇3つの機器を同時に接続できるので、テレビ・マイク・スマートフォンなどを一度に繋ぐことが可能。
〇マイクアンプ内蔵で、スイッチひとつでマイク音声への切り替えも。様々なニーズに対応できる。

詳しくは…
https://soundfun.co.jp/product/curvy

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シンプル機能のスタンダード・モデル「Boxy2(ボクシー)」

〇バージョンアップした「曲面サウンド」を搭載し「聴こえ」のサポート力が向上。
〇広範囲の音域をカバーして、音楽までも楽しめる音質を実現。
〇スピーカーらしいオーソドックスなボックス型のデザイン。
〇シンプルな設計のリーズナブルなエントリーモデル。

詳しくは…
https://soundfun.co.jp/product/boxy2

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“言葉を伝えること”に特化したポータブルワイヤレスアンプ「Moby(モビィ)」

2019年1月24日 新発売
〇マイクを使った音声アナウンスを行う、セミナーや高齢者施設、防災訓練、教育施設などのユーザーニーズを元に、“言葉を伝える事”に特化した製品。
〇新しい特許技術を活用した「曲面サウンド」で、より音声アナウンスを聴こえやすく。
〇ワイヤレスマイク使用可、充電式リチウムイオンバッテリー搭載で、軽量で持ち運びが自由に。
〇<標準モデル>と<USB/SD付モデル>があり、様々なニーズに対応できます。

詳しくは…
https://soundfun.co.jp/product/moby

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◎発売以来、多くの企業や団体で採用されている実績

2015年10月の発売以来、ミライスピーカー®は、全国の様々な企業や団体、公共施設に導入されてきました。
「呼び出しアナウンスがよく聴こえるようになって、窓口業務がスムーズになった」
「セミナーで、講演者の声がよく聴こえるようになって、好評を得ている」
「適切な音量でイベントの音声が出せるので、会場の雰囲気が良くなった」
などの声が寄せられているようです。
また、家庭では、
「難聴の家族に合わせてボリュームを過度に大きくしなくて済むようになった」
などの喜びの声が寄せられているといいます。
このように、ミライスピーカー®は、あらゆるところで、“聴こえの環境”を改善してきた実績を持っているのです。

<導入企業>
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詳しい導入事例は下記URLをご覧ください。
https://soundfun.co.jp/case

難聴者をサポートするスピーカーとして進化しながら
世界中の“聴こえの環境”を改善していきたい

ここからは、ミライスピーカー®の開発者であり、株式会社サウンドファンを率いる代表取締役会長兼Founderの佐藤和則氏に、開発理念や将来の展望についてお伺いしていきます。

ミライスピーカー®の生みの親である佐藤氏
自身、バンドマンだったことが開発の原点に
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◎難聴者のサポートから、公共スペースの音環境改善までを視野に

編集部:“音で世界の人を幸せにする!”というシンプルでインパクトのある理念で事業展開されていますが、ミライスピーカー®について具体的にはどんな領域にアプローチされていますか?
佐藤:耳の遠い高齢者の方々や、障がいや病気など様々な理由で聴こえづらい方々へのサポートを視野においています。また、ミライスピーカー®の、距離による減衰が少なく、明瞭度が下がりにくいので、小さい音でも遠くで言葉の意味が分かるという特長を活かして、公共用バリアフリースピーカーとしても活用していただくことを考えています。具体的には、病院・薬局・銀行・自治体・ショップなどの呼び出し用、そして企業や公共施設の朝礼、セミナー、アナウンスなどの用途に展開しています。これらの活動を“難聴者を含む世界の多くの人に今よりも格段に聴こえやすい環境を提供する!”というミッションのもと、進めています。

◎まちの音環境の改善から防災対策まで領域を拡大する予定

編集部:2020年の東京オリンピックで街は大きく変わろうとしています。また、昨今の災害が多発する状況において防災への意識も高まっています。こういった社会背景の中、ミライスピーカー®はどんな貢献ができるでしょうか?
佐藤:今は、まだ開発段階ですが、巨大スピーカーの商品化を進めています。イベント会場の天井や柱などの構造体やサインのディスプレイ部への応用が狙いです。これまでにないスピーカーシステムが、必ず未来の新しい音環境づくりに役立つと信じて開発を続けています。

巨大スピーカーの試作品
(左)潜水艦のソナーに使われているピエゾ素子(※3)を応用したスタイリッシュなスピーカーの試作品
(右)ミライスピーカー®の将来を示したイメージポスター
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※3:ピエゾ素子…圧電効果(水晶や特定の種類のセラミックなどの物質に圧力を加えて生じるひずみに応じて、電圧が発生する現象)を利用して電気を取り出したり、逆に電圧をかけることで振動を取り出す電子部品のこと。「圧電素子」ともいう。

また、出力を上げて防水防塵仕様にすることで、災害の際の防災スピーカーとして展開できると考えています。音声を遠くまでクリアに確実に届けることができるので、地震や洪水、津波などの緊急放送を確実に伝えて、障がいのある方、車いすの方たちにも避難する時間が確保できることが可能になるのではと思っています。同時に、小型化によるATMや介護ロボットへの組み込み、電車やバスや飛行機の中、自動運転の車の中などの活用も想定しています。

現在、開発中のハンドメガホンは、遠く離れたところからもクリアな音声が届けられる
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◎ミライスピーカー®のグローバル展開で、世界中の人々を幸せにしたい

編集部:これからミライスピーカー®は、何をめざして進化していくのでしょう?
佐藤:子音の多い言語を使っている欧米には、日本よりも多くの難聴者がいます。言葉の聞き取りを大きく左右する子音成分が多く含まれる高音域の聴こえは、加齢によって衰えていくといわれています。そうした人たちをサポートするためにも、グローバル展開は必須だと考えています。同時に、日本は今や観光立国となっています。この国を訪れるインバウンドの方々のお役にたてるのではないかと思っています。
また、ミライスピーカー®が普及すれば、テレビやゲーム機などの機器への導入も進んでいくでしょう。そうなれば、スタンダードな音響機器として認められ、多くの人々の音環境をグレードアップできると考えています。
あと、声を伝えることを重視してつくられているスピーカーシステムなので、音楽用のPAやステージのフットモニターなどへの展開も視野においています。
いつの日か、ほぼ100年間変わらなったダイナミック型スピーカーシステムの流れを一変させることができたら、それでより多くの人がクリアな“聴こえ”を得てくれれば……というのが夢ですね。

ミライスピーカー®の未来を語る佐藤氏
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編集後記

録音システムは、銅管からレコード、CD、そしてデータ配信へと変わっていきました。テレビは、ブラウン管から液晶パネルへと進化しました。照明は、白熱電灯から蛍光灯、そしてLEDへと変遷を遂げました。映像もここ100年ほどの間に劇的に進化しています。その一方で、スピーカーは約100年前にダイナミック型スピーカーが誕生して以来、変化していません。そんな中、振動版スピーカーは、流れを一新するポテンシャルに満ちあふれているように感じました。
従来の発想からは外れたところで生まれたスピーカーが、誰もが音を楽しめる“聴こえの環境”を築き上げる。なんとも明るい未来が目に浮かんできます。
これからも“音で世界の人を幸せにする!”というポリシーのもと、未来に向けてミライスピーカー®を育てていってください。ありがとうございました。

-会社・商品概要-

株式会社サウンドファン
所在地:〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-32-6 コスモス浅草橋酒井ビル4F
TEL:03-5825-4749
FAX:03-5825-4794
URL:https://soundfun.co.jp/

◆ミライスピーカー®のレンタルサービスについては、下記URLをご覧ください。
URL:https://soundfun.co.jp/rental/

◆「聴こえのPICTサイン」をチェックしてください

聴こえのPICTサイン

「サウンドファンは、毎日のくらしのなかで「聞こえにくい」という問題を抱え、ときには危険すら感じている方々に、「音」という幸せを届け、「みんなが聴こえる」ことが当たり前のくらしを、社会に広げるサポートをしていきたい」(※4)という考えのもと、「音のバリアフリー」環境がより社会に広がるように、ミライスピーカー®が設置されている場所に掲示するため、商標登録されたのがこのサインです。掲示することで「聴こえ」の変化を視える化し、安心して多くの方が利用できる場所として認識されることをめざし、また、2016年4月に施行された「障害者差別解消法」の実践・普及を加速させることにも役立つようにと考えられています。

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