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言葉の豆知識-UDフォント-

言葉の豆知識-UDフォント-

UDフォントとは、Universal Design Font(ユニバーサル・デザイン・フォント)の略で、近年注目されている「ユニバーサルデザイン」の考えに基づいた、コンピューターで使う文字デザインのことです。

「ユニバーサルデザイン」とは、“できるだけ多くの人が利用できるようなデザイン”をコンセプトとし、人が生活する上での使いやすさ・見やすさを考え、細かい部分にも配慮したものとなります。高齢の方はもちろん、子どもから大人まで、障がい者や健常者の区別なく、誰もが「便利で使いやすい」と思えるデザインです。
文字については、視覚による情報を得ることが可能な人々の場合、雑誌や新聞などの印刷物はもちろん、街角にある道路標識から案内板、ネット上の記事など、文字を読むことで様々な情報を知る場面が少なくありません。
その文字が読みにくいことは、情報アクセスの使い勝手の悪さというだけでなく、場合によってはコミュニケーションがうまくいかないなど、困った事態を生み出します。そのような事態を未然に防ぐために、「文字の形がわかりやすく」「読みやすく」「読み間違えにくい」デザインの文字が必要です。
それを踏まえて、下記のようなポイントを意識してデザインされているのが、UDフォントです。

UDフォントのデザインのポイント
Font Garageホームページ(http://font.designers-garage.jp/)より

このように、読みやすさの向上や誤読防止を考えて、デザインにいくつもの工夫がされています。

こうして作られたUDフォントの使用に有効な事例として、「電子・電気製品・OA機器およびリモコンの操作表示」「交通標識や各種案内板」「役所や病院などの公共施設の手続き表示、案内板」「薬品・食品類の使用または服用説明書」「金融・保険の約款」などが挙げられます。いずれも、読み間違いや読みづらさがあっては困るもので、これらに使われるUDフォントは、上記のように年齢や性別、障がいのあるなしに関係なく、あらゆる人が快適に情報を入手・伝達できることに役立っています。
最初のUDフォントは、「製品に見やすいフォントを」という考えのもと、2006年に松下電器産業(現:Panasonic)とイワタで共同開発・発表された「イワタUDフォント」ですが現在は他にもモリサワ(2009年発表)、SCREEN(2009年発表)、タイプバンク(2009年発表)、モトヤ(2010年発表)など、様々なメーカーがUDフォントを取り扱っています。

今後のさらなるバリアフリー社会に向けて、より使われる場面が増えてくるであろう、UDフォント。それを見かける機会が増えていくと共に、ユニバーサルデザインの考え方も、より社会に浸透していくのではないでしょうか。

【関連記事】
○言葉の豆知識-ユニバーサル・キャンプ-
http://www.dreamarc.jp/archives/254/
○言葉の豆知識-ユニバーサルデザインフード-
http://www.dreamarc.jp/archives/793/

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