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お役立ち情報-大阪の寺院で毎週金曜日、吃音教室を開催-

お役立ち情報-大阪の寺院で毎週金曜日、吃音教室を開催-

大阪市天王寺区の寺院「應典院(おうてんいん)」にて、毎週金曜の夜に、吃音(きつおん)に向き合う教室が開かれています。

教室の正式名称は「大阪吃音教室」。NPO法人「大阪スタタリングプロジェクト」(スタタリングとは吃音の意味)が主催しています。
毎週、学生から社会人まで20~30人の参加者が集うこの教室は、吃音治療法が確立されていない現状にあって、下記の3つの講座を中心に、吃音を治すことよりも、吃音と上手につき合うことをめざして開催されています。

・「吃音に関する基礎講座」
吃音の原因、これまでの吃音治療の効果と限界など、吃音そのものについて学ぶ講座。

・「コミュニケーション能力を高めるための講座」
吃音そのものは治らなくとも、人と楽しくコミュニケーションする能力を伸ばすために、話す、読む、聞く、書くと総合的なトレーニングを行う講座。

・「自分を知り、よりよい人間関係をつくるための講座」
ちょっとした自分への気づき、他者への気づきで人間関係が変わることを踏まえ、交流分析や論理療法、アサーティブ・トレーニング(※)などの考え方を応用して、より良い人間関係をつくるにはどうすれば良いかを学ぶ講座。

※:アサーティブ・トレーニング…相手も尊重した上で、誠実に、率直に、対等に、自分の要望や意見を相手に伝えるコミュニケーションの方法論(アサーティブネス)に基づき、自分のコミュニケーションパターンを考えて、ロールプレイングを繰り返しながら、自分の感情や要求、意見の適切な表現方法を身につけていくという訓練のこと。

これらを基に、不安への対処など例会ごとのテーマの設定や、実技ワークショップ、講義など様々な形式を通して、参加者が対話を行い、吃音と向き合って、上手に付き合う方法を考えていきます。

「大阪スタタリングプロジェクト」の伊藤伸二理事(日本吃音臨床研究会代表)も吃音の当事者で、当事者同士の支え合いが必要だとの考えから、NPO法人を設立されたそうです。「言葉が出にくい」「自分の名前が上手く言えない」「電話が苦手」「人前で話すのが苦痛」など、いろいろな悩みを抱える中には、就労について悩む人もいます。
自身の学生時代からの様々な就労経験から「吃音があるからといって、できない仕事はない」と考える伊藤理事は、「吃音が出る言葉、場面は一人ひとり違うので、『私はこのようなことが苦手だが、この点なら頑張れる』など、自分の言葉で自分の吃音を説明し、周りに伝える力をつけることが必要」「話すことから逃げない態度が何よりも大切」であると語られています。実際、伊藤理事が悩みを聞いた中には、話すことの多い教師や、消防士、販売員など、様々な職種の人がおり、皆さんそれぞれに工夫や努力をしながら仕事を続けているそうです。

「大阪吃音教室」では、「吃音が壁になるかもしれないが、自分のしたい仕事に就きたい」という悩みから、日常でのあらゆる困りごとまで、話をすれば、講座の中で一緒に考えてもらうことができ、吃音とともに生きることを学ぶことができます。
吃音について悩みをお持ちの方は、ぜひ一度、例会に参加なさってみてはいかがでしょうか。

 
大阪吃音教室の風景
*クリックすると大きな画像が開きます。

[開催概要]

日時…毎週金曜日 18:45-21:00
※事前の申し込みや連絡は必要ありません。
※お休みの日もありますので、ホームページの「年間スケジュール」を確かめてからご参加ください。

会場…應典院研修室B

参加費…初回¥2,000(2回目以降¥300)
※初参加者に付き添いで参加される方は無料です。

問い合わせ先…072-820-8244(Tel&Fax) 伊藤伸二

詳しくは……

NPO法人 大阪スタタリングプロジェクト ホームページ
http://www.osaka-kitsuon.com/
日本吃音臨床研究会 ホームページ
http://www.kituonkenkyu.org/

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