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エンタメ・ガイド-この冬注目の展覧会&話題のコミック『傘寿まり子』-

エンタメ・ガイド-この冬注目の展覧会&話題のコミック『傘寿まり子』-

2月、西日本各地では話題の展覧会が開催されています。寒さ厳しい折ですが、運動がてら出かけられて、アートに触れてみてはいかがでしょう。
寒いので暖房のある部屋から出たくない! という方には、今注目されているコミックをお薦めします。お読みになって、気持ちのうえでも温まってください。

神戸でアール・ブリュットを代表する作家の展覧会が開催中
鳥取県倉吉市では“障がい福祉の父”糸賀一雄ゆかりの展覧会も!

「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」

 
《パリの=美術=展覧会にて》1915年 ベルン美術館 アドルフ・ヴェルフリ財団蔵
© Adolf Wölfli Foundation, Museum of Fine Arts Bern

芸術の教育や訓練を受けておらず、既成の流派などにとらわれることなく独自に作品を制作する人々の作品をさして“アウトサイダー・アート/アール・ブリュット”と呼びますが、その代表格といえる作家、アドルフ・ヴェルフリの日本初となる大規模な個展が、神戸市中央区の兵庫県立美術館で開催されています。
スイスの首都ベルン近郊の貧しい家庭に生まれ、1895 年に統合失調症と診断されてヴァルダウ精神病院に収容され、そのまま66年の生涯を終えるまでに、『揺りかごから墓場まで』、『地理と代数の書』、『葬送行進曲』など数々の物語を紡ぎ出したヴェルフリ。それらの作品は実に全45冊、25,000 ページという目もくらむようなボリュームで、ほかに例のない驚異的な表現で描き出される奇想天外な物語は、シュルレアリスムの画家たちをはじめとする多くの注目を集め、現在では、偉大な芸術家のひとりとして世界的な評価を得ています。
今回の展覧会は総出品数全74 点、ベルンのアドルフ・ヴェルフリ財団の全面協力で、門外不出とされてきた第一級のヴェルフリ作品が来日しています。中でも最大級の、4 メートルを超える大作は必見といえるでしょう。アート好きの方は、この貴重な機会をお見のがしなく!

★会場:兵庫県立美術館(兵庫県神戸市) 
★会期:開催中~2月26日(日)
★観覧料:一般1,400円(1,200円)、大学生1,000円(800円)、
高校生・65歳以上700円(600円)、中学生以下無料
※()内は20名以上の団体割引、障がいのある方(65歳以上を除く)は各当日料金の半額、その介護の方1名は無料。割引を受けられる方は、証明できるものをご持参のうえ、会期中美術館窓口で入場券をお買い求めください。
★ホームページ(兵庫県立美術館):http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1701/index.html

「For the COLORFUL WORLD ~この子らを世の光に~」

 
展覧会フライヤー(表面)
*クリックすると大きな画像が開きます。

生涯を知的障害児の福祉と教育にささげ、“障がい福祉の父” と呼ばれる糸賀一雄(1914~68年)。彼が戦災孤児や知的障がい児らの保護施設として設立し、窯業などの職業教育を行った、滋賀県の近江学園。その近江学園と、鳥取県の障がい児入所施設、皆成学園から生まれた、ユニークな作品の数々を公開する展覧会が、鳥取県倉吉市のくらよしアートミュージアム無心にて開催されています。
子どもたちが「自由造形」として思いのまま形作った近江学園の土の造形や、皆成学園で作られた陶芸品「一心焼」など、ダイナミズムのある個性的な作りの中に、自由な創造を楽しむ姿を感じられる計65点の作品を展示。「くらよしアートミュージアム無心」での開催は3月5日まで、その後3月8日からは、同県米子市の米子コンベンションセンターに巡回します。どちらの会場も入場無料なので、ご興味ある方はこの機会にぜひ!

★会場:くらよしアートミュージアム無心(鳥取県倉吉市)
★会期:開催中~3月5日(日) ※3月8日(水)から米子コンベンションセンターに巡回
★観覧料:無料
★ホームページ(くらよしアートミュージアム無心 ):https://www.k-mushin.com/

「まり子・80歳 今日 家出しました」
高齢ヒロインの現代的な“第二の青春”を描く話題沸騰のコミック!

『傘寿まり子』 おざわゆき・著

 
昨年11月の発売以来、注目を集め続ける第1巻
第2巻は2月13日(月)発売
*クリックすると大きな画像が開きます。

80歳(傘寿<さんじゅ>)を迎えたベテラン作家の幸田まり子は、自分の家で息子夫婦や孫夫婦と暮らし、かつてのように精力的にとはいかないが仕事も続けていた。しかし、家の改築をめぐって4世帯同居のあつれきが表面化。旧友の孤独死もあり、人生を見つめなおすまり子は、独立を決意。自分の居場所はないと悟った家を出て、ネットカフェで暮らしはじめ……。
ひ孫もいる80歳のヒロイン、という超高齢社会の現代日本ならではの設定で、連載開始時から話題沸騰の本作。家族からの独立、出会ってしまった守るべき存在(猫)との生活、新たな恋と、「高齢者かくあるべし」の常識を軽やかに超えていくまり子の旅路は、現実的ながらファンタジックでもあり、「こんな傘寿を迎えたい」との夢を持てます。
「死ぬ瞬間まで それは 人生の本番で 真剣勝負じゃないの」「弱者の自分を 乗りこなせ」など、バイタリティ溢れる名言も数々登場。今の時代・社会だからこそ登場した、目からうろこの新しい女性コミックです。

★発行:講談社(KCデラックス BE LOVE) ★定価:580円(税別) ※電子書籍あり

ちなみに『傘寿まり子』が連載されている雑誌「BE・LOVE」(講談社、毎月1日・15日発売)には他にも、学校医が場面緘黙症やADHD(注意欠如多動性障がい)の子どもなど、様々な児童や教師と向き合い問題解決の糸口を探す医療ドラマ『放課後カルテ』(日生マユ・著)、読み書きが困難なディスレクシア(読字障がい)のため、勉強もアルバイトもできず、自分は頭が悪いと思い込んで生きてきた青年が、同様の障がいのあるカフェ店員との出会いにより、今までの自分を変えたいと思うようになる『ぼくの素晴らしい人生』(愛本みずほ・著)などの話題作が連載中。ご興味ある方は、一度お読みになってみられては?

いかがでしたか。いずれかお気になられる情報はありましたでしょうか。
本コーナーでは、今後も、皆さまが楽しんでいただけるような情報をお伝えしていきます。

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