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NPO法人 神戸ライトハウス インタビューレポート

ITを活用して、障がいのある・なしに関わらない、人と人の融合をはかるNPO法人。

まるでサロンのような洗練されたイメージの「神戸ライトハウス」運営店舗  
まるでサロンのような洗練されたイメージの「神戸ライトハウス」運営店舗
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障がいのある人たちに、働く喜びや社会に貢献する充実感を持っていただき、自立した生活を送っていただくための事業が「就労継続支援事業」。通常の事業所に雇用されることが困難な障がいのある人たちに、就労や生産活動その他の活動の機会を提供するとともに、就労の知識や能力の向上のために必要な訓練を行う事業です。利用者と事業所が雇用契約を結ぶ「A型」と、雇用契約を結ばないで利用する「B型」の2種類があります。
今回ご紹介する「NPO法人 神戸ライトハウス」(以下、神戸ライトハウス)は、マッサージ師という国家資格を基本に置いて、視覚障がいのある人たちの生活支援や社会参画促進を行い、自立のための活動支援や訓練、交流活動を通じて、生きがいのある生活環境づくりと心豊かに暮らせる地域社会の実現に寄与することを目的として2001年に設立されました。2012年4月からは、障害者自立支援法に基づく障害者福祉サービス事業「就労継続支援B型」を開始。視覚障がいのある人はもちろん、身体・知的・精神障がいのある人へのサービスを拡充して、障がいのある・なしに関わらない、人と人の融合をめざしています。
今回のICTレポートでは、神戸ライトハウスの太田勝美理事長と、サービス管理責任者で実質的なIT事業プロジェクトリーダーの和田香さん、音楽制作講師の関本治さんに「神戸ライトハウス」の理念や目標、日々の奮闘などについてお話をお伺いしました。

太田理事長 和田さん 関本講師  
(左)太田理事長、(中)和田さん、(右)関本講師
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「障がいがあっても、自立し、社会に貢献したい」という願いを叶えたい

いわゆる雇用契約を結ばない就労継続支援B型の場合、利用者には賃金ではなく工賃が支払われます。この工賃の全国平均は、月額1万4190円です(2012年度・厚生労働省調べ)。これは、同年度の同省の調査による大学卒業者の初任給の平均額19万9600円に比べて、10分の1以下という低水準です。
そんな中、神戸ライトハウスでは、1時間2500円のマッサージ料のうち、2000円が利用者に支払われるという高水準を達成しています。なぜ、そんな高額の支給が行えるのか。その理由のひとつが国家資格であるマッサージ師のプロ集団の形成にあります。資格が取得できる教育機関を卒業した視覚障がいのある人を迎え入れて、マッサージのスキルや接客のノウハウを積んでもらい、真のプロ・マッサージ師を養成しているのです。
「学校を出たからといって、すぐにプロのマッサージ師になれるわけではありません。スキルももちろんですが、あいさつや言葉遣いなど接客業としてのノウハウも身につけなければなりません。だから、うちでは、2カ月から1年程の研修期間のあと、5000人の人へのマッサージを経てから自立してもらっています。もちろん、そのままうちに居てもらってもいいし、独立してもいい、というスタンスですが」と太田理事長。
実は、太田理事長も視覚障がいがあります。大学を卒業して、10年間、銀行に勤め、外資系の企業にキャリアアップ。世界中を駆けまわっているときに、視力を失いました。22年前、39歳のときでした。失明後、一念発起してマッサージ師の養成学校へ入学。3年後にマッサージ師の国家資格を取得しました。そして、マッサージ業を営むかたわら、視覚障がいのある人を対象とした訓練施設の設立を計画します。市会議員や県会議員の支援を受けながら、小規模の作業所を立ち上げます。2001年、ついにマッサージ師の訓練事業を開始させたのです。そして2012年には、就労継続支援B型がスタート。障がいのある人をトータルにサポートする体制を整えました。

神戸ライトハウス設立の経緯を語る太田理事長  
神戸ライトハウス設立の経緯を語る太田理事長
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「視覚に障がいのある自分が少しでも社会に恩返しすることができたらいいな。そして、“障がいがあっても、自立し、社会に貢献したい”という障がいのある人たちの切実な願いをかなえたい。そんな思いから、この事業を立ち上げたんです」と太田理事長。

これからは、IT事業に注力していきたい

失明直後、太田理事長は、点字を読むことができなかったので苦労したといいます。
「どこで勉強したらいいのかわからなくてね。役所に尋ねても“わからない”というばかりだし、さんざん探して、視力障害センターを見つけて訪れてみたら、分厚い点字辞典を渡されて、もう百科事典くらいのボリュームで、そんなの読めるわけないですよね。そんなときに出会ったのが“テープ図書”だったんです。そこで、思いついたのがパソコンを使って書籍などを音声化できないか、ということ。今でいう「OCR(Optical Character Recognition)」、文字をスキャンして音声化することですね。以来、パソコンを使えば視覚障がいのある人でもなんとかなるんじゃないか、と思うようになりました。それがIT事業を展開するきっかけとなりましたね」。神戸ライトハウスでは2001年に、マッサージ師の訓練事業の開始と同時にパソコンによる訓練事業もスタートさせています。初期は、ビジネス系ソフトの訓練だけでしたが、3年前からはデザイン部門と音楽制作部門がスタート。「昔は音楽(フラメンコギター)をやっていたので、音楽ソフトウェアを使っていろいろな形で音楽に関われることに希望をおぼえた」という太田理事長。今後は、こちらの事業に注力していくということです。

マッサージ事業をはじめとして、多岐にわたる事業を展開

神戸ライトハウスの事業には、大きく分けて3つの柱があります。

ひとつめの柱は、「マッサージ支援事業」。“マッサージを通して社会に貢献する”を理念に、施術技術の向上はもちろん、職業習慣の確立やマナー、あいさつや身だしなみ、コミュニケーションスキルなど、社会人として必要なものの向上支援を行っています。
昔から「あんま・マッサージ・指圧師」は視覚障がいのある人たちの専門職であり、社会参加の手段として大切な職業となってきました。これらの職業は、国家資格として国より認められていて、特別支援学校を中心に技術を習得することができます。しかし、近年、リラクゼーションスペースなどの普及により、競争が激化しています。そんな中、国家資格を持つマッサージ師の質を高めることで、視覚障がいのある人たちの職域を守ることが事業目的のひとつになっています。また、要介護者を増やさない社会の実現、医療の補完的な役割として地域社会に貢献することをめざし、企業などへの「訪問マッサージ」の普及にも努めています。これは、委託契約を結んでいる施設や企業などを訪問し、マッサージ作業を行うもの。施術用ベッドの手配、マッサージ師の送迎は「神戸ライトハウス」で実施し、お客様には施術スペースを確保していただくだけで、職場などで空き時間を利用して気軽にマッサージを受けていただくことができるというサービスです(※1)

※1:「訪問マッサージ」へのお問い合わせ・お申し込みは、TEL:078-251-6767まで。

マッサージ支援事業の中核「気分転館」  
マッサージ支援事業の中核「気分転館」
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2つめの柱が、「IT支援事業」。これは、パソコン訓練事業を通じて障がいのある人たちの自立のための活動支援や訓練、交流活動を行うもの。パソコンの初歩的な使い方から、各種のOffice(オフィス)系ソフト、デザイン系ソフト、音楽制作まで幅広い分野の知識や技術を身につけることができます。

◆基本操作・Office部門(※2)
読み上げソフトなど、障がい者対応ソフトが入ったパソコンを用いてパソコンの基本的な操作から仕事をする上で必要なソフトの使い方までを習得します。マイクロソフト社が認定したオフィスマスターの資格を持った講師がビジネススキルをサポート。ビジネスワークに必須のスキルが楽しく学べます。
高品質の文章が作成できるWord(ワード)、データの計算と分析ができるExcel(エクセル)、プレゼンテーションに必須な資料作成ソフトウェアPowerPoint(パワーポイント)、必要な情報を管理するデータベースソフトAccess(アクセス)、マイクロソフト社公認の製品利用スキルを証明する資格「MOS(Microsoft Office Specialist)」の資格試験対策の講座などを通じて、オフィスワークに必要な文書作成、見積書作成、プレゼンテーション資料の作成のスキルを身につけ、就労につなげることを目標としています。

◆デザイン部門(※2)
基本的なパソコン操作を習得済みの方を対象に、アドビ社のデザイン系ソフトを使用して、チラシや名刺、ホームページ作成などといったデザインの制作技術を習得します。現職のWeb制作者やDTPデザイナーである指導員が、デザインの習得をサポートします。写真の加工・修整からWebデザインや映像デザイン、プロダクトデザインなど、様々なデザイン分野の画像素材作成に幅広く利用されているクリエイター、デザイナー必須のグラフィック描画ソフトAdobe Photoshop(アドビ フォトショップ)、チラシやポスターといった印刷物のデザインだけでなく、服飾のデザインやインテリアデザイン、Webデザインなどに幅広く利用されているDTP・Webなどのデザイン業界で世界標準のグラフィック描画ソフトAdobe Illustrator(アドビ イラストレーター)、Web業界で活躍するプロのクリエイター達も使用している、ホームページ作成ソフトAdobe Dreamweaver(アドビ ドリームウィーバー)、オリジナルのブログが作成できるオープンソースのブログ構築ツールWordPress(ワードプレス)、HTML5やCSS、jQueryなどの知識を持っていなくても、それらを活用したWebサイトを構築できるパソコンソフトBiND(バインド)の使い方をそれぞれ学べる講座があります。

上記ソフトのほか、「自動折機」などのデザイン関連の製作機材も充実  
上記ソフトのほか、「自動折機」などのデザイン関連の製作機材も充実
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◆音楽制作部門(※2)
基本的なパソコン操作を習得済みの方を対象に、パソコンでの音楽制作(DTM)のための、音楽ソフトの操作方法や音楽制作の技術を習得します。 現職の音楽制作者である指導員が、DTMの習得をサポートします。
パズルを組み立てるように感覚的に曲を作ることができる世界標準の音楽制作ソフトSteinberg(スタインバーグ)社のCubase(キュウベース)について、音楽制作時に必要な用語や音楽理論、基本的な使い方から応用まで学べる講座と、画面が大きく表示され操作しやすく、初心者の方でもピンポイントでノイズを除去したり自分のお気に入りのテープやレコードを録音することが可能な波形編集ソフト、INTERNET(インターネット)社のSound it!(サウンドイット)などのスキルを習得、いろいろな音楽データを取り込んだり、録音したり、編集したりして最終的にCDにするといった実用的な方法が学べる講座があります。

音楽制作部門における実制作の様子  
音楽制作部門における実制作の様子
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※2:すべての部門で個人レッスン、無料体験レッスンも受け付けています。詳しくはTELかメールにてお問い合わせください。

3つめの柱となるのが「アート活動支援事業」。 “できること好きなこと、アピールしていこう”をモットーにして、音楽や美術などアートの分野での活動や作品を発表する機会を提供し、自分らしさを表現するための支援を行います。障がいのある・なしを問わず、アートを通じて地域社会と交流することで、偏見のない社会の実現をめざす事業です。

◆IT支援事業の推進役、サービス管理責任者の和田香さんのお話を聞かせていただきました。

ビオラ奏者、デザイナー、コーディネーター、ひとりで何役もこなす多才な和田さん 前にあるのはデザイン部門でパッケージを制作したお菓子の詰め合わせ  
ビオラ奏者、デザイナー、コーディネーター、ひとりで何役もこなす多才な和田さん
前にあるのはデザイン部門でパッケージを制作したお菓子の詰め合わせ
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和田さんは、現役のビオラ奏者。かつては、神戸ライトハウスのマッサージに通うお客様でしたが、太田理事長の施術を受け、話しているうちに意気投合して、スタッフになったという経緯をお持ちです。神戸ライトハウスのIT支援事業について彼女いわく
「太田理事長は、もともとフラメンコギターの奏者でもあって、学生時代には3度も全国優勝しているくらいの名手なんです。そこで、視覚障がいのある人にも作曲や演奏を楽しんでほしい、という思いから、IT支援事業を始めました。その思いに私も共感して、3年前から一緒に事業を推進しています」
スタートしたばかりの事業なので、まだまだ勉強しなければならないことばかり、と自らを叱咤激励する和田さん。
「音楽家として活動している中、自分でコンサートのチラシやパンフレットを作ったりする機会が多かったんです。その経験やノウハウを活かして、デザイン部門を活性化できたらと考えています。音楽制作部門は、専門分野ということもあって、気合いが入りますね」
訓練だけではなく、行政などからの実制作の仕事も入り始めています。仕事のひとつには、名刺の裏に印刷されたQRコードからWebサイトにアクセスすると見られる、1分間のCMを制作するというものも。音楽ソフトを使ってのBGM制作、依頼主からいただいた写真などを用いての動画制作まで、講師と受講生の方で行うそうです。
「スキルを学ぶ場としてだけではなく、実際に制作してビジネスを推進できるようなところにしたいものです。それには、もっともっとキャリアを積まないといけませんね」
和田さんは、決意を込めたまなざしで笑顔を見せてくれました。

「気分転館」の入口で流れるPR映像も神戸ライトハウスで制作  
「気分転館」の入口で流れるPR映像も神戸ライトハウスで制作
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◆続いて、音楽制作を担当する講師の関本治さんにお話を聞かせていただきました。

将来の夢を熱く語る関本さん  
将来の夢を熱く語る関本さん
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関本さんは、現役のサウンドクリエイター。サンプリングCDの制作やアーティストへの楽曲提供、アニメやゲームの音楽制作などの実績を持っています。講師としての思いを尋ねると
「一人ひとりの個性を大切にしたいですね。楽器の演奏ができる方、できない方、クラシックが好きな方、ディスコミュージックが好きな方……いろんな方がいらっしゃいます。でも、音楽が好きなことに変わりはありません。音楽ソフトを使えば様々なことにトライできますし、どんな方にでも“楽曲を作る”ということを楽しんでいただきたいと考えています」。
現在の利用者は2名。プロのベース奏者とクラシック愛好家の方だそうです。
「おふたりとも障がいのある方です。ぼくは今、24歳なんですが、おふたりともシニア世代、ぼくの父親くらいの年齢の方々です。障がいのある・なしや世代を超えて、感動を共有できることが、講師をしていて感じる“やりがい”ですね。音楽を通して“わかりあえる”という実感があります」と関本さんは講師の喜びについて話してくれました。
「好きな曲を自分で作ってみたい、もっといろんな曲を作りたい、もっと良い音を出せるようになりたい、とやりたい事が尽きることはなく、音楽はとても深いものだと思います。そんな喜びを持ちたい、と思う人を応援したい。聴く喜びから作る喜びへ。一緒に楽しみましょう!」
そんな熱い意気込みを語る関本さんに音楽制作の講習を受けている、利用者のおひとりにお話を伺うことができました。
「パソコンを使用しての音楽制作には興味があったものの、ひとりで習得するのはあまりにも難しく挫折してしまいました。ですが本講座を受講して、少しずつですがいろいろな機能を知り、いろいろな“音”を出せるようになってきました」と、これまでの成果を語られ、「今後は、実際に形として作品を創造し、世に出していきたいと思っています。音楽制作に限らず、IT関連の訓練や事業を行う事業所が今後、増えていけば良いと願っているので、私自身が音楽制作を通して社会貢献できるように、今後も続けていきたいです」と、今後の目標をしっかりと持たれていました。
将来は、こうした利用者の方々に教えるだけでなく、ビジネスとして音楽制作などの仕事をできるようにしていきたい、と夢を語る関本さん。音楽制作部門は、彼の夢の力で大きく羽ばたいていくことでしょう。

(左)和気あいあいとした雰囲気の中で進む音楽制作の講習 (右)Cubaseを使って曲を組み立てていく
(左)和気あいあいとした雰囲気の中で進む音楽制作の講習
(右)Cubaseを使って曲を組み立てていく
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「仕事をとおして 社会に貢献し 大切な人たちと 共に生きる」

神戸ライトハウスのホームページにアクセスすると、トップ画面に次のような言葉がループして現れます。

人には無限の 可能性がある
障がいをもっていても できる事 好きな事が かならずある
それを見つけ 生かしていくことで 楽しく 充実した 日々を送り
仕事をとおして 社会に貢献し 大切な人たちと 共に生きる

厳しさを伴って自立する
尊厳を持ったひとりの人間として
そして同じく尊厳を持っている まわりの人に対して
やさしさや 思いやりを持ち
ともに支えあえる 関係を見出していく

障がいは特徴である 特徴を極めれば個性になる
個性を極め 自分らしさを 実現するための 場所がここにある
ここでは「喜び・苦労・達成感」を共感できる仲間がいる
自分らしく 生きることで 社会と人に 貢献できる

これらの言葉一つひとつに、太田理事長のやさしい思いが、熱く込められています。

障がいのある・なしに関わらず人は融合できる、と太田理事長  
障がいのある・なしに関わらず人は融合できる、と太田理事長
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-編集後記-

JR三ノ宮駅のすぐ近くにある「神戸ライトハウス」。
エレベーターで5階へ。扉が開いた途端、
ヘアサロンのような洗練された印象の店舗が現れます。
「きれいな店で、充実のサービスを」という太田理事長の理念が活かされた内装なのです。
「目標は、マッサージ業界のホテル ザ・リッツ・カールトン」と笑う太田理事長。
「人には無限の可能性がある」
「厳しさを伴って自立する」
「障がいは個性」
そんな太田理事長の思いで満たされた、すてきな空間でお話を伺いました。
心をマッサージしていただいた気分に浸ったひとときでした。
マッサージから、IT支援によるデザイン・音楽事業など、広がる夢の実現のために
これからも邁進してください。

NPO法人 神戸ライトハウス
ある日の音楽制作講座の風景  
ある日の音楽制作講座の風景

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