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言葉の豆知識 -イネーブルウェア-

言葉の豆知識 -イネーブルウェア-

イネーブルウェア(Enableware)とは、「年齢や身体の障がいを問わず、様々な身体特性に合わせてコンピューターの操作性を調整できる機能」のことです。身の回りの多くの物にコンピューターが組み込まれた情報化社会において、高齢者も障がい者も、あらゆる人がコンピューターの恩恵にあずかれるようにすることをめざしています。

具体的には、コンピューターの音声認識機能やスマートフォンで操作可能な家電、難聴の度合いや左右の状態に合わせて細やかな調整が可能な赤外線補聴システムなど、幅広い例が挙げられます。顔の動きなどでコンピューターのコントロールができる、東京大学先端科学技術研究センターと日本マイクロソフト(株)との共同開発による重度障がい者活動支援ソリューション「OAK(オーク)」※1※2も、イネーブルウェアの一種です。

イネーブルウェアは、障がい者や高齢者などの「何かができなくなっている人びと(Disable Persons)」にとって、その何かを「可能にする(Enable)」という言葉に由来する造語で、オープンテクノロジーに基づくユビキタス技術開発を行う「TRONプロジェクト(プロジェクトリーダー:情報工学者 坂村健氏)」によって提唱されました。
TRONプロジェクトは、コンピューター技術によって障がい者を支援することをテーマにした「TRONイネーブルウェアシンポジウム」を毎年開催し、障がい者とコンピューター技術との関わりについての議論や制度設計に対する提言などを行うなど、イネーブルウェアの理念の普及、向上に向けて活動しています。

障がいのあるなしにかかわらず、コンピューターを、あらゆる人が、どこででも、何にでも使える。そんなイネーブルウェアの概念が浸透した社会の到来は、すぐそこかもしれません。

体のわずかな動きを読み取りコンピューターをコントロールする「OAK」の操作画面

[参考サイト]
TRONイネーブルウェア研究会 ホームページ
http://www.tron-enableware.org/

※1:「OAK」は(株)アシスト・アイより販売されています。
※2:「OAK」のドリームアーク関連記事はこちらをご覧ください。
【ICT体験レポート】第3回:「Windows 8」アクセシビリティ体験レポート
http://www.dreamarc.jp/archives/1768/

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